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イン・ザ・カット |
「in the cut」:割れ目、秘密の部分、安全な隠れ場所。「ブロッコリー」:陰毛、マリファナ。「スラングは性的か暴力的。でもユーモアがある。」教師でありながら生徒相手にHなスラングを連発して喜び、家の近くで起きた殺人事件の聞き込みに来た刑事に欲情してしまうという生々しい女の性をメグ・ライアンが熱演しています。そして意外と大きな胸を惜しげもなく何度も披露してくれています。今まで演じてきた可愛い女性とガラッと変わったイメージが違和感ありましたけど、メグ・ライアンは自ら熱望して主演を獲得したそうです。最後で明らかになる犯人は意外な人物でした。出てくる男性誰もが怪しく見えるようにうまく演出してあります。ケビン・ベーコンがまた癖のある役どころで出ているので、途中で疑ってしまいましたけど・・・。ジェニファー・ジェーソン・リーを見るのはブリジット・フォンダの「ルームメイト」以来ですが、すっかりおばさんになってました。メグ・ライアンの義妹の役です。小道具やセリフの中に日本のものがいくつも使われていました。風鈴とか日本の詩とか「豆腐」という言葉とか。監督の好みなのかもしれません。
ニューヨークの大学で文学講師をしているフラニー(メグ・ライアン)は、人とは適度な距離を保ち決して心の中まで踏み込ませない。彼女と外界をつなぐものは「言葉」。彼女の部屋にはたくさんのスラングや詩の断片が壁一面にスクラップされている。そんな彼女が唯一心を許すのが腹違いの妹ポーリーン(ジェニファー・ジェーソン・リー)。感情的で結婚願望の強いポーリーンは一見フラニーと正反対のようだが、彼女もまた上手く人を愛することができない。そんなある日、自宅近くで殺人事件がおき、偶然犯人らしき人物を目撃したことからフラニーの心の中に変化が起き始め、生活が激変していく・・・。
2003年米国
監督・脚本:ジェーン・カンピオン 「ピアノ・レッスン」
製作総指揮:二コール・キッドマン
出演:メグ・ライアン(フラニー)、マーク・ラファロ(マロイ)、ジェニファー・ジェイソン・リー(ポーリーン)、ケビン・ベーコン(ジョン・グラハム)、ニック・ダミチ(ロドリゲス
)、シャーリーフ・パブ(コーネリアス)
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アンダーワールド |
「パール・ハーバー」のケイト・ベッキンセールが、それまでのお嬢様のようだったイメージを払拭する派手で過激なアクション・ビューティを演じてます。黒いマントを翻しながら2丁拳銃をぶっ放すスタイルがむちゃくちゃクールでした。ビルの屋上から地上にスタッと飛び降り、すっくと立って歩き出したり、拳銃で周りの床をぶち抜いて下の階に移動したりするところがとてもスタイリッシュで素敵です。そしてセリーン(ケイト・ベッキンセール)の使用するワルサーP99やH&KのUPSが、撃つ度に遊底が下がって薬莢をはじき出す様がとてもリアルで迫力があり、ひょっとして本物を使っているのか?と思わせる映像です。ルシアン(マイケル・シーン)の使用する銃はIMIデザートイーグルで、マグナム弾を撃てる数少ない自動拳銃の中でも最も信頼性の高いモデルです。映画の最初から最後まで夜ばかりで(日光浴びると死んじゃうからしかたないか)、撮影に使われたブダペストのゴシック調の街並みが妖しく神秘的な雰囲気を盛り上げていました。
ストーリーは、ヴァンパイア(吸血鬼族)とライカン(人狼族)との何世紀にも渡る長い闘いの歴史の物語で、ライカンたちがヴァンパイアに使う銃弾は曳光弾を改良した紫外線弾で、ヴァンパイアたちがライカンに使う銃弾には硝酸銀が封入されているのが面白いです。元々両者の出自は同じであったと映画の中でも語られていますが、吸血鬼と人狼がいつ頃から分けられたのか、或いは一緒だったのかは不明です。日光に弱いとか、にんにくや十字架に弱いといったイメージは19世紀以降に作られたもののようです。「ヴァンパイア」という言葉は18世紀頃のスラブ圏(ロシアからヨーロッパ中東部にいたる辺り)で作られ、その後世界各地に広まっていきました。小説や漫画によっては、ヴァンパイアの中にコウモリになるものがいたり狼に変身するものがいたりしています。昔の手塚治虫の漫画の中にも狼になるヴァンパイアがいたと思います。「吸血鬼ドラキュラ」というのはブラム・ストーカー(1847?1912 アイルランド)の書いた小説のタイトルで、実在のモデルがいます。15世紀のワラキア公国(現在のルーマニアの一部)の"串刺し公"ヴラド・ツェペシュで、父の"悪魔公"ヴラド・ドラクルに息子の意味の"a"をつけてヴラド・ドラクレアと呼ばれていました。ヴラドの生まれたトランシルヴァニア地方は、いろんな魔物や超能力者の生誕地として紹介されることが多いようです。平井和正氏の「幻魔大戦」にも出てきました。
原案を書き、共同プロデューサーでもあるケビン・グレヴィオーが、レイズというライカン役で出演しています。変身しなくてもライカンです。ハワード大では細菌学を専攻し、遺伝子工学の修士号も獲得したという知識が映画のプロットにも生かされています。俳優だけでなく、SF作家としても映画監督としても活躍しているそうです。ルシアン役のマイケル・シーンのぶち切れた演技も鬼気迫っています。後半に明らかになるルシアンの悲恋の物語には胸が痛みました。
2003年米国
監督:レン・ワイズマン
出演:ケイト・ベッキンセール(セリーン)、スコット・スピードマン(マイケル・コーヴィン)、マイケル・シーン(ルシアン)、シェーン・ブローリー(クレイヴン)、アーウィン
・レダー(ジンゲ)、ビル・ナイ(ビクター)、ソフィア・マイルズ(エリカ)、ロビー・ジー(カーン)、ケビン・グレヴィオー(レイズ)
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コラテラル |
"最も危険なトム・クルーズ"というキャッチで、クルーズが初めて本格的な悪役を演じた作品ですが、実際観てみるとかなりマヌケな殺し屋です。冷徹なプロフェッショナルとして犯すはずのないミスを何度も繰り返し、最後は平凡なタクシー運転手に殺されてしまうという結末は予測不可能でした。はっきり言って主人公はタクシー運転手のマックス(ジェイミー・フォックス)です。平凡で夢見がちな普通の男が、最初は脅されて仕方なくヴィンセント(トム・クルーズ)の言うことをおとなしく聞いているのですが、次第に強烈な自我に目覚め、麻薬組織の幹部と堂々と渡り合い、危険を覚悟で車を転覆させてヴィンセントを窮地に追いやり、ヴィンセントに殺されようとしていたアニーを救い出し、最後は慣れない銃撃戦でヴィンセントを仕留めてしまうという大活躍をやってのけます。タクシーという狭い空間を2人の男が共有したことで、完璧と思われたヴィンセントには徐々にほころびが生じ、一方マックスはくそ度胸と行動力を身につけていったようです。たった一晩のうちに起こった出来事をテンポよく見せているのは一応面白いのですが、手際の悪さばかりが目立つ殺し屋は別にトム・クルーズでなくてもよかったような気がします。一度悪役をやってみたかっただけかもしれません。「トランスポーター」のジェイスン・ステイサムが、ちょい役ですがやっぱりイカしてます。もっと重要な役どころで出て欲しかったですね。鍛え上げた肉体とセクシーで危険な雰囲気が魅力的です。コラテラルというのは、巻き添えという意味です。
ロサンゼルスで12年間タクシーの運転手として平凡な日々を送ってきたマックスは、ある晩一見紳士風の男に多額のチップと引き換えに一晩貸し切りたいと
いう申し出を受ける。内心ホクホク顔だったマックスだが、その男ヴィンセントが実は殺し屋で、夜明けまでに5人を殺していく予定であることを聞かされ、愕然
とする。一旦は協力を拒否するも銃で脅され仕方なくヴィンセントの言いなりになっていたが、マックスの内面には徐々に変化が起き始める・・・。
2004年米国
監督:マイケル・マン 「アリ」、「ヒート」、「インサイダー」、「ラスト・オブ・モヒカン」、「マイアミ・バイス」シリーズ
出演:トム・クルーズ(ヴィンセント)、ジェイミー・フォックス(マックス)、ジェイダ・ピンケット・スミス(アニー)、マーク・ラファロ(ファニング)、ジェイスン・ステイサム
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2046 |
チャン・ツィイーとドン・ジエが出ているので観てみたのですが・・・、ただただ退屈で、どう評価していいのかわかりません・・・。何故"全世界待望の大作"なのか、どの辺が"近未来ラブストーリー"なのかよくわかりません。「花様年華」と「ブエノスアイレス」を観ていれば見方も変わるのかもしれませんが、時間がもったいないような気がします。キャストはすごく豪華なのですが、映画を観させるために集められただけのように思えます。でなければ観てませんから。
'60年代後半の香港を舞台に、毎日退廃的な生活を送る小説家が、それまで自分が接してきた女性たちとの思い出を元にして、近未来SF小説「2046」を書いていく物語ですが、ただの中年男の懐古趣味に終始しています。この映画をエンターテイメントとして評価できるのは、監督とトニー・レオンだけではないでしょうか。。。それよりチャン・ツィイーは何をやっても可愛いですね。久しぶりにドン・ジエちゃんを見ましたが、ワン・シーンだけ、10秒あったかどうかでした。次回作に期待です。
2004年香港
監督:ウォン・カーウァイ 「恋する惑星」、「天使の涙」、「花様年華」、「ブエノスアイレス」
出演:トニー・レオン、木村拓哉、チャン・ツィイー、フェイ・ウォン、ドン・ジエ、コン・リー、カリーナ・ラウ、マギー・チャン
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電車男ドラマ編2 |
憧れの素敵な女性と小洒落たお店で食事を楽しむという、それまで夢の中でしかありえなかった"デート"というものを初体験し、電車男は有頂天になってます。伊藤美咲が可愛過ぎます。うらやましいなり。そしてここでネットの住人たちの反応が真っ二つに分かれます。先を越されたという嫉妬を怒りに変えてくる者と、今まで通り応援してくれるものと。そもそも人間は僻みたがりですからねぇ。その本音の怒りを受けて、電車男の心境にも変化が現れてきます。人に頼ってばかりいたらいかんということに気が付いたようです。でもそう思ってはみたものの、一朝一夕には自分を変えることなんてできないことにも気が付きます。とにかくわからないことばかりで不安な予測ばかりが先に立つんですよね。何せ生まれてから女性とデートなんてまだ1回しかしたことないから、うれし恥ずかし不安だらけ。何となく想像つきますねぇ。見ていて面映いです。何とかもう一度会う約束は取り付けたものの、エルメスの友人も一緒だという・・・。厳しい品定めされるに違いないし・・・。できれば行きたくないけど、エルメスには会いたいし・・・。逡巡の末、勇気を振り絞って待ち合わせ場所に行くと、そこには以前自分をヲタクとして思いっきり軽蔑してくれた佐藤江梨子が・・・!ここでBGMにダースベイダーのテーマが流れてきて、笑っちゃいました。まさに電車男にとっては絶望と恐怖の底に突き落とされる予感が・・・つづく。。。果たしてこの絶体絶命の状況からどうやって切り抜けるんでしょうか・・・?
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